スタティック
Ver.0.98.96のアップデートで、フォートトークに「Natural Cognitiveチャット」という新たなAI機能が実装されました。
Natural Cognitiveチャットは、APIキーや各種設定が不要で、誰でも気楽に使えるAIチャットです。
この記事では、「Natural Cognitiveチャット」の特徴や使い方などを紹介します。
手っ取り早く使いたい方は、基本的な使い方からご覧ください。
他のAI機能は、以下の記事をご覧くださいにゃ
Natural Cognitiveチャットとは
「Natural Cognitiveチャット」は、先進的な自然言語処理(NLP)技術を導入した、リアルタイムで会話できる仮想アシスタントです。
質問や雑談、特定のタスクの支援など、いろいろな場面で利用が可能です。
Natural Cognitiveチャットの特徴
準備不要、すぐ利用可能
Natural Cognitiveチャットは、APIキーや各種設定が不要で、準備なしで誰でもすぐ利用可能です。
また、使い方も簡単で、普通のチャットと同じ感覚で使えます。(利用回数の上限は1日50回、1ヶ月500回です)
安全性と公平性を備えた回答
Natural Cognitiveチャットでは、有害な内容をAIが抑制し、安全性と公平性を備えた回答が生成されます。
例えば、差別的・禁忌的な内容をユーザが語った時は、その内容は好ましくないと回答します。
人間的な文章の生成
従来のAIは、いかにも機械的な文章が生成されることが多かったです。
それに対し、Natural Cognitiveチャットでは、人間的な文章が生成されます。
前の会話内容の引き継ぎ
Natural Cognitiveチャットは、フォートトークの他のAI機能と異なり、前の会話内容が全て引き継がれた回答が返ってきます。
例えば、英語で答えるよう一度指示すると、その後ずっと英語で回答が返ってきます。
一般的知識やアイデア等のために
現時点では最新情報にまだ対応していなかったり、質問によっては事実と異なる回答が返ってくることがあります。
そのため、正確な情報の入手よりは、一般的な知識を得る、アイデアを得る、文章作成の補助、等々の目的で使用することをおすすめします。
基本的な使い方
以下が、Natural Cognitiveチャットの基本的な使い方です。
「追加機能」の「AIコンテンツエンハンス – スタティック」をタップします。
「Interactive AI Companions」の「Natural Cognitive チャット」をタップします。
初めて使う時は、リストには何も表示されませんにゃ
画面右上の「作成」をタップし「新規作成」を選択します。
すると、チャット画面が表示されます。
質問などを入力し、紙飛行機ボタンをタップして送信します。
チャットリスト画面に戻るには、左上の「<」ボタンをタップします。
チャットリスト画面に戻ると、チャットが追加されているのを確認できます。
チャットリスト画面
Natural Cognitiveチャットでは、チャットリスト画面とチャット画面を使います。
最初に表示されるのがチャットリスト画面で、チャットの一覧が表示されます。
ここには「作成」と「編集」のメニューボタンがあります。
「作成」メニュー
「作成」メニューでは、チャットの新規作成と、インポートができます。
-
新規作成
新しいチャットが作成され、チャット画面が表示されます。
-
インポート
保存したチャットをインポートできます。
インポートできるのは、チャット画面で保存したjson形式のファイルです。
「編集」メニュー
「編集」メニューでは、チャットタイトル編集と、チャットの削除が行えます。
「編集」メニューを表示するには、画面右上の「編集」をタップします。
右側に歯車ボタンが表示されるので、編集したいチャットを選択します。
すると、「編集」メニューが表示されます。
-
タイトル編集
チャットタイトルの編集ができます。編集をしたら「完了」をタップします。
-
削除
選択したチャットが、チャットリストから削除されます。
チャット画面
チャット一覧でチャットを選択すると、チャット画面が表示されます。
ここには「設定」メニュー(歯車ボタン)があります。
「設定」メニュー
-
タイトル設定
チャットタイトルの設定ができます。設定をしたら「完了」をタップします。
-
チャット削除
今開いているチャットが削除され、新規チャットが作成されます。
-
新しいチャット
今開いているチャットを閉じて、新規チャットが作成されます。
-
エクスポート
今開いているチャットを、json形式またはhtmlでエクスポートできます。
json
このjson形式で保存したものは、チャットリスト画面から インポートすることができます。
html
チャットをhtmlで保存します。(htmlで保存したものはインポートはできません)
保存したhtmlをブラウザで開くと、以下のように表示されます。
使い方の補足
1日(1ヶ月)の利用可能回数
Natural Cognitiveチャットの利用可能回数は、1日50回まで、1ヶ月の合計は500回までです。
それ以上使うと「リクエスト回数を超えました」とメッセージが表示されます。
回数を超過した場合は、24時間後あるいは1ヶ月経過後に、また使えるようになります。
回答が返ってこない時は?
質問をしても無回答の時があります。
その場合は、
- 言葉や質問のしかたを変える
- 言葉を補って詳しく書く
- なるべく正しい表記にする
など試してみてください。
例えば、「浅草のおすすめスポットは?」と書いて無回答だった場合、「東京の浅草のおすすめスポットは?」などと書くと回答が返ってきます。
無回答の場合も、利用回数が1回カウントされます。
アプリ公式の説明文
アプリ公式の説明文は、「Natural Cognitiveチャット」の下の「詳細」をタップすると表示されます。
「詳細」の全文を見る(クリックで展開します)
「Natural Cognitive チャット」は先進的な自然言語処理(NLP)技術を活用して、ユーザーとリアルタイムで対話を行う仮想アシスタントです。このサービスは質問応答、一般的な会話、特定のタスクの支援など、多様な用途で利用することができます。
特徴:
- 基本アーキテクチャ: 「Natural Cognitive チャット」はTransformerアーキテクチャを採用していますが、パラメータ数は大規模なAI言語モデルの約10分の1程度です。これにより、高いパフォーマンスを維持しつつ、計算コストを抑えています。
- モデルの効率性: 小さいモデルサイズによるメリットとして、リアルタイム応答、エッジデバイスへの適用、データ効率の向上、解釈可能性の高さ、導入と配備の容易性があります。さらに、新しいデータへの迅速な適応と機動的なモデル更新も可能です。
- 知識の統合: Wikipediaなどの大規模テキストに加えて、ConceptNetやATOMICなどの大規模知識グラフデータセットも用いられています。
- 高度な理解: 「Natural Cognitive チャット」は言語と知識の統合的理解を目指しています。
- 安全性と公平性: 応答生成時には、反応性(reactivity)と極性(polarity)の2つの指標が導入され、有害な内容の生成を抑制しています。また、学習データセット自体にも偏見を排除する目的で大幅な加工が施されています。
- 人間らしさ: 大規模なコモンセンス知識グラフを学習データに使うことで、人間の常識的な思考パターンを模倣できるよう設計されています。人の行動の理由や結果を表すATOMICデータセットも取り入れることで、因果関係の理解が強化されています。
レートリミット:
本サービスは、ユーザーごとにリクエストの制限を設けています。具体的には、1日に最大50リクエスト、1ヶ月に最大500リクエストまでとなっています。
このように、「Natural Cognitive チャット」は多方面から人間らしさと安全性を高める設計がされています。
最後に、サービスの人間らしさと多様性を視覚的に捉えるイメージをご覧いただけます。
(図は省略)
まとめ
Natural Cognitiveチャットは、APIキーや各種設定が不要で誰でも気軽に使えるAIチャットです。安全性と公平性を備えた、人間的な回答が返ってきます。
利用可能回数は1日50回、1ヶ月500回です。
回答が返ってこない時は、質問のしかたや単語を変えてみてください。