フォートトークには、動画の文字起こし、翻訳、要約、および分析と提案を一度に行えるスピークストリームラインというAI機能があります。
また、その機能をYoutube動画に特化したチューブスピークフローがあります。
この記事ではその2つのAI機能を紹介します。
スピークストリームラインとは
スピークストリームラインは、指定したメディア(動画・音声)を解析し、その文字起こし、翻訳、要約、および分析と提案を一度に行う機能です。

文字起こしの結果は、話者や発話ごとに表示されるため、複数話者の会話にも便利です。

さらに、メディアの内容の要約と分析・提案も作成可能です。


スピークストリームラインの使い方
以下に「スピークストリームライン」を使い方を記します。
1. 「追加機能」の「AIコンテンツエンハンス – スタティック」をタップします。

2. 「スピークストリームライン」を選択します。


3. メディアの解析の設定をします。
右上の「設定」メニュー(歯車ボタン)を表示し、以下の設定をします。
これらの設定はメディアの読込み前に行います。

解析する主要言語選択
メディア内で話されている言語を指定します。
翻訳先の言語選択
翻訳先の言語を指定します。
話者数選択
発話者の人数を指定します。
タイトルを付けたい場合は、タイトル入力欄にテキストを入力します。

4. 選択・生成開始をタップし、メディアファイルを選択します。


5. メディアを選択すると、一覧にセクションが作成され処理が始まります。

各セクションには以下の内容が表示されます。
タイトル
読み込んだメディアのファイル名、またはタイトル入力欄に入れた内容が表示されます
再生時間
メディアの再生時間が表示されます。(ステータスが「完了」になった後に表示されます)
ステータス
処理状況が「待機中」>「処理中」>「完了」の順に表示されます。
6. 処理が終わるとステータスが「完了」に変わります。

7. 解析完了後にセクションをタップすると、結果画面が表示されます。


結果画面の構成
結果画面は、再生プレイヤー(①)と、結果テキストビュー(②)の2つで構成されています。

再生プレイヤー
読み込んだメディアが表示されます。
結果テキストビュー
処理結果のテキストが表示されます。
結果テキストビューには、以下の4つのタブがあります。
- 話者解析テキスト
- 翻訳テキスト
- 要約テキスト
- 総合的な分析と提案
「話者解析テキスト」
文字起こしの内容が、発話ごとに区切られて表示されます。

各発話には、以下の内容が表示されます。
時間
動画のどの区間に当たるが「s(数)」で表示されます。
話者
話者ナンバーが表示されます。(同じナンバーは同じ話者を表します)
テキスト
発話内容のテキストが表示されます。
各発話をタップすると、該当箇所が再生プレイヤーで再生されます。

「翻訳テキスト」
話者解析テキストが、「翻訳先の言語選択」で指定した言語で表示されます。

「要約テキスト」
メディア全体の要約文が表示されます。
表示をするには「要約はこちらをタップ」をタップします。


「総合的な分析と提案」
メディアの内容をAIが解析し、総合的な分析と提案が表示されます。
表示をするには「総合的な分析と提案はこちらをタップ」をタップします。


結果内容のエクスポート
結果内容をエクスポートするには、右上の「共有」ボタンをタップし、エクスポートしたいものを選択します。

話者解析HTML
「話者解析テキスト」を html 形式で保存します。

翻訳HTML
「翻訳テキスト」を html 形式で保存します。

要約テキスト
「要約テキスト」をテキスト形式で保存します。

総合的な分析と提案
「総合的な分析と提案」をテキスト形式で保存します。

メディア
解析に使ったメディア(動画・音声)をMP4形式で保存します。

チューブスピークフローの使い方
「スピークストリームライン」の機能をYoutube動画に特化したのが、チューブスピークフローです。

使い方はスピークストリームラインとほぼ同じあるため、異なる点のみ記します。
スピークストリームラインとの違い
起動方法
起動は「AIコンテンツエンハンス – スタティック」の「チューブスピークフロー」から行います。

規約への同意
初回時に「利用規約」が表示されるので、内容確認後に同意するをタップします。


すると、チューブスピークフローシステムの画面が表示されます。

規約に同意すると、AIスタティックの項目に、チューブスピークフローの「詳細」が表示されるようになります。

YoutubeのURLを入力
メディアの解析をするには、入力欄にYoutubeのURLを入れます。

利用制限などについて
スピークストリームラインとチューブスピークフローには、以下のような利用制限などがあります。
利用可能回数
スピークストリームラインとチューブスピークフローは、両方合わせて1日3回まで利用可能です。
利用回数が3回を超ると、以下のようなメッセージが表示されます。

利用可能なメディアの容量
利用可能なメディアは、再生時間が30分以下かつ100MB以下の、動画または音声ファイルです。
その上限を超えたファイルを読み込むと、ステータスに「失敗」と表示されます。(その場合も1回利用とカウントされます)

メディア解析の設定
メディア解析の設定には以下の2つがあります。
- 「設定」メニュー
- タイトル設定
「設定」メニュー
一覧画面右上の「設定」メニューの項目は以下のようになっています。

解析する主要言語選択
メディアを解析する主要言語を選択します。「自動認識」でもよいですが、言語を指定するとより精度が高まります。

翻訳先の言語選択
翻訳先の言語を選択します。

話者数選択
メディア内の話者人数を指定します。「自動認識」でもよいですが、人数を指定するとより精度が高まります。

タイトル設定
タイトルを設定したい場合は、「オプションでタイトルを入力」にテキストを入れておきます。


以上、スピークストリームラインとチューブスピークフローの使い方でした。