スタティック
フォートトークのAI機能「AIコンテンツエンハンス」には大きく分けて、手軽に使える「スタティック」と、多機能な「インタラクティブ」の2つがあります。
この記事では、前者の「スタティック」の使い方を紹介をします。

インタラクティブのAI機能は、以下の記事をご覧くださいにゃ
「AIコンテンツエンハンス – スタティック」について
フォートトークの生成AI機能「AIコンテンツエンハンス」には、
・APIキーが不要で、端末のみで処理が可能な「スタティック」
・API接続を利用する多機能な「インタラクティブ」
の2つがあります。
この記事で紹介する前者の「スタティック」には、画像処理、音声変換、テキスト変換、URL短縮等の機能があります。
「AIコンテンツエンハンス – スタティック」の表示方法
「スタティック」を利用するには、「追加機能 > AIコンテンツエンハンス – スタティック」を選択します。

すると「スタティック」の項目が表示されます。

それでは「スタティック」の各機能を紹介していきます。
Image Conversion
まずは、Image Conversionです。
ここには、画像処理、画像からのテキスト抽出、テキスト指示での画像生成、QRコード作成等の機能があります。

img2img

この img2img には、以下のような画像処理機能があります。
- 顔写真アニメ化
- 顔写真アニメ化2
- 顔写真アバター化
- 肖像画
- 風景アニメ化
- スタイル転送
- 超解像
- 超解像+肖像画
- 背景変更
- イラスト、アニメのスケッチ
- 美肌
- 暗い写真を補正
img2img は機能が多いため、詳細は以下の記事をご覧下さい。
イメージインスクリプター
画像からテキストを抽出する機能です。


詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「イメージインスクリプター」の使い方を見る
右上の「+」ボタンをタップし、「カメラ」または「アルバム」を選びます。

カメラ | カメラが起動するので、顔写真を撮ります。 |
アルバム | フォトライブラリが開くので、画像を選択します。 |
写真を撮影あるいは画像を選択すると、画像内のテキストが抽出され表示されます。

抽出されたテキストを保存するには、右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

text2img
プロンプトで指示した画像が生成される機能です。

詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「txt2img」の使い方を見る
描写したい内容を、英語で「プロンプト」(上側の入力欄)に入力し、「生成」をタップします。(多少変な英語でも大丈夫です)

しばらくすると指示した画像が生成されます。

描写したくない要素を「ネガティブプロンプト」(下側の入力欄)に入力すると、その生成を防げます。
例えば「angry face」と入れると、怒った顔の絵が画像に含まれなくなります。
生成された画像を保存するには、画像右下の「共有」をタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

「text2img」を利用するには、iPhone ProやMac等のスペックが高い機種が必要です。
text&img2QR
入力したテキストのQRコードを生成する機能です。

詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「text&img2QR」の使い方を見る
QRコードにしたいテキストを入力し、右上の「完了」をタップします。

次に、右上のカメラアイコンをタップし、「写真を撮影」または「アルバムから選択」を選びます。

写真を撮影 | カメラが起動するので、顔写真を撮ります。 |
アルバムから選択 | フォトライブラリが開くので、画像を選択します。 |
写真を撮影、あるいは画像を選択すると、画面上側に読み込まれます。

左下の「モデル」をタップすると、使用モデルを選択できます。

モデルを選択したら「完了」をタップします。

<モデル1>
モノクロQRコードが生成されます。

<モデル2>
カラーQRコードが生成されます。

「完了」をタップするとQRコードが生成されます。

QRコードを保存するには、右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

Speech and Voice Conversion
次は、Speech and Voice Conversion です。
ここには、音声変換関連の機能があります。

speech2text
音声ファイル、またはマイクから入力した音声を文字起こしする機能です。


詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「speech2text」の使い方を見る
右上の「+」ボタンをタップし音声ファイルを選択するか、画面一番下のマイクボタンをタップし音声を吹き込みます。(再タップで吹き込み終了)


文字起こしが完了すると、次のメッセージが表示されるので「ok」をタップします。

文字起こし結果を見るには、「スタティック」の全体メニューに戻り、「speech2text結果」をタップします。

「speech2text結果」にリストが表示されるので、見たいものをタップします。

すると文字起こし結果が表示されます。

文字起こし結果を保存するには、右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

リストから文字起こし結果を削除するには、右上にある「ー」ボタンをタップします。

「削除しますか?」のメッセージが表示されるので、「はい」をタップします。

text2speech
テキストファイルから音声合成を行う機能です。


詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「text2speech」の使い方を見る
右上の「+」ボタンをタップし、テキストファイルを選択します。

テキストが読み込まれると音声合成が行われ、再生画面が表示されます。
左上にある「▷II」ボタンをタップすると、読み上げが行われます。(再タップで一時停止)

(1つ前の画面に戻ると、結果リストに、この音声合成が追加されているのを確認できます)

音声合成を保存するには、再生画面右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

音声合成結果を削除するには、右上にある「ー」ボタンをタップします。

「削除しますか?」のメッセージが表示されるので、「はい」をタップします。

text2speech-by-coefont
CoeFont.CLOUDを利用した音声合成機能です。
「Dr.苫米地」をはじめ、5人(18種)の話者による音声合成が行えます。

選択できる話者は以下です。
- Dr.苫米地
- まあこさん(通常・楽)
- ミリアル(通常・喜・怒・哀・楽)
- アベルーニ(通常・喜・怒・哀・楽)
- アリアル(通常・喜・怒・哀・楽)
詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「text2speech-by-coefont」の使い方を見る
「text2speech-by-coefont」を開くとボイスリストが表示されるので、話者を選択します。

音声合成結果リスト(最初は空になっています)が表示されるので、右上の「+」ボタンをタップします。

テキスト編集画面が表示されるので、音声合成したいテキストを入力します。
テキストファイルを選択する場合は、左下の2番目の「
」ボタンをタップします。入力したテキストを全削除する場合は、同じく左下1番目の「X」ボタンをタップします。

テキスト入力が終わったら「完了」をタップします。

なお、このテキスト編集画面で話者をタップすると、話者を変更できます。


また、右上の歯車ボタンをタップすると、音声のスピードやピッチなどを設定できます。


音声合成が完了すると、再生画面が表示されます。
「
」ボタンで再生と一時停止ができます。
再生画面の左端の「
」をタップすると、操作メニューが表示されます。

<操作メニューの内容>
編集 | テキスト編集画面が表示されます。 |
削除 | この音声合成が結果リストから削除されます。 |
テキスト共有 | 「共有」シェアシートで入力テキストを保存できます。 |
オーディオ共有 | 「共有」シェアシートで音声合成を保存できます。 |
再生速度 | 再生速度を「-2」〜「4」の間で設定できます。 (マイナスの数値の場合、逆転再生になります) |
voice2voice-pitch-format
マイクから吹き込んだ声をリアルタイムに変調し、スピーカー出力する機能です。(音声の保存機能はありません)
使い方は、画面を表示してマイクに吹き込むだけです。

音声通話等には利用できないため、利用法としては、自分で喋って、その変声を自分で聴く感じになります。
voice2voice-synthesis
マイクに吹き込んだ内容が吹き出しになります。
吹き出しをタップすると、読み上げがされます。(読み上げ音声の保存機能はありません)

ハルモニア
作曲者(マエストロ)と作品名を選択すると、その楽曲を聴くことができます。800曲のクラシック音楽が用意されています。

詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「ハルモニア」の使い方を見る
「マエストロ」の欄をタップします。

ピッカーが表示されるので、マエストロを選択し「完了」をタップします。

次に「作品名」欄が表示されるのでタップします。

同様にピッカーが表示されるので、作品名を選択し「完了」をタップします。

すると、楽曲が表示されます。

「Q」の部分をタップすると再生が始まります。

楽曲を保存するには、右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

Text Conversion
次は、Text Conversion です。
ここには、テキスト変換関連の機能があります。

pdf2text
PDFファイルからテキストを抽出する機能です。


詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「pdf2text」の使い方を見る
右上の「+」ボタンをタップし、PDFファイルを選択します。

選択したPDF内のテキストが抽出され、表示されます。

抽出されたテキストを保存するには、右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

URL Manipulation
最後に、URL Manipulation です。
ここには、URL関連の機能があります。

url2url-shortening
短縮URLの作成と、そのQRコードの生成を行う機能です。

「text&img2QR」との違いは、以下の3つです。
- 短縮URLの作成が可能
- URL専用(URL以外のテキストには反応しません)
- 生成されるQRコードはモノクロのみ
詳しい使い方は、以下をクリックすると表示されます。
「url2url-shortening」の使い方を見る
URL入力欄に、QRコードにしたいURLを入力し、キーボードの上にある「完了」をタップします。

すると、短縮URLとQRコードが生成されます。

QRコード保存するには、右上の「共有」ボタンをタップします。

シェアシートが表示されるので、保存方法を選択します。

以上、「AIコンテンツエンハンス – スタティック」の紹介でした。